MOTOBLOG: 本池秀夫 フェザーシリーズ

2016-06-25

本池秀夫 フェザーシリーズ



本日は、本池秀夫が制作したフェザーシリーズをご紹介。

製作過程の写真も撮ったので、詳しくお伝えします。



まずはMOTOのオリジナルフェザーが生まれたきっかけ

1970年代、本池が20代後半の頃に
南青山にあるセントラル第2青山という建物の2階で
レザー&シルバー専門のアトリエを構えておりました。

その頃、同アパート内の1階でアトリエを構えていたのが
Goro'sのオーナー、高橋吾郎さんです。



高橋吾郎さんと本池  原宿のGoro's ショップ内にて  (86年頃)

その頃から吾郎さんとの交流も深まり、

当時から革の人形作品内に彫金を取り入れていた本池も、

アクセサリーの制作に取り組んでいました。

その頃に完成したフェザーが、

MOTOのフェザーシリーズとなって現在も継承されています。


アトリエにて 本池秀夫と本池大介 (70年代)






K18GOLD EAGLE & FEATHERS  NECKLACE TOP
18金のフェザーと18金のイーグルを贅沢に組み合わせたペンダントトップ




FEATHER BANGLE (K18GOLD付)
925 シルバーフェザーと18金のプレートを組み合わせたバングル






FEATHER RING (TURQUOISE付)
925 シルバーフェザーにターコイズを組み合わせたリング




FEATHER TOP
K18フェザーのペンダントトップ




FEATHER TOP (TURQUOISE付)
925シルバーフェザーにターコイズを組み合わせたペンダントトップ


FEATHER TOP (K18GOLD付)
925シルバーフェザーにK18GOLDと
ターコイズプレートを組み合わせたペンダントトップ




FEATHER KWEY HOLDER (K18GOLD付)
925シルバーフェザーにK18GOLDを組み合わせたキーホルダー



写真でもわかる通り、フェザーには細かいラインが無数に入ります。



このラインの太さや本数で全体の印象は大きく変わってきます。

なので、先ずはこのラインを入れるための道具(タガネ)を

作るとこらから始まります。



タガネは金や銀よりも固い金属を削って作ります。

完成品をイメージしながら、表現したい曲線に仕上げます。








タガネは1本ではありません。太く力強いライン。精細なライン。

数種類のタガネを作って、複雑に組み合わせます。

金槌で叩く強さによって、彫の深さも決まります。

やり直しのできない、1発勝負。

1本1本集中して、ラインを彫ります。




ラインが彫り終わった板に刻みを入れたり、動きをつけ、表情をだします。





この段階で最終的なパーツを全てロウ付けします。

素材が溶けないように、位置を変えながら全体的に火を当てていきます。




ロウ付けが無事終わり、次は磨きの工程。

写真のようにフラットな状態で完成まで磨いていきます。

磨きすぎると、せっかくタガネで入れた繊細なラインが消え、ぼやけてしまうので、

シャープさを残したまま、しかし、しっかり磨くにはテクニックが必要です。








磨き終わったフェザーを曲げていき、バングルの完成です!





  




7月1日からMOTOSTYLE - STORE(南青山)にて開催予定の

「NATIVE JEWELRY TRUNK SHOW」

にて、本池の手掛けたスペシャルコレクションを展示販売いたします。

是非お越し下さい!

開催日時 : 2016年7月1日(金)~  7月10日(日)
会場 : MOTOSTYLE-STORE (南青山)
期間中は、6日(水)も営業いたします。
※7月1日(金)・2日(土)・3日(日)の3日間は
本池が店舗内にて自らお客様に作品案内も行います。